業務用自作PC製作所

独自の基準で業務用の自作PC製作&メンテナンス等

Broadwell-E i7-6800Kマシン構成

初のX99、LGA2011-3ソケットのマシンだったわけですが、マシン構成について。

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以下、値段は送料込み。

パーツ メーカー・型番 値段 購入店
CPU Intel i7-6800K 53784 ツクモ
マザーボード ASUS X99-A 33944 ツクモ
  マザーボード延長保証 2000 ツクモ
メモリ G.Skill F4-3000C15Q-16GRR(16G) 12480 1’s
グラボ PNY NVS 510 9072 ドスパラ
SSD LITE-ON SCS-128L9S-01(128G) 7540 PCデポ
CPUクーラー Noctua NH-C14S 11110 amazon
CPUファン SILVERSTONE SST-FHP141 2473 ツクモ
PCケース In Win IW-BWR143B (G7 Black) 5520 amazon
ケースファン Coolink SWiF2 SHJ-SWiF2-120P 1199×2 OLIOSPEC
追加ファン 親和産業 SS-NFR5CL03 3856 OLIOSPEC
電源 ANTEC EarthWatts EA-450-PLATINUM 6850 ツクモ
OS Microsoft Windows10 Home 13253 amazon
総額 164080  

この前に組んだマシン(i7-4790K+Z97-A)はデザイン重視でケースを選んだり、ファンを全てNoctuaにしたりと贅沢マシンだったので、今回はとにかく性能と使い勝手重視で節約しようと構成を考えて注文したハズなのだけど、意外と高い。総額16万円以上かかってました。まあでも必要十分な機能を盛り込めたし、組んで一か月ほど経ちますが業務中に安定しているし、良いマシンに仕上がったと思います。以下パーツ選定理由を簡単に。

 

・CPU

シングルスレッド性能も重視したかったので、Haswell-Eの時の傾向からすると一番回りそうな6コア28レーンの6800K。

 

マザーボード

回転数の制御が可能なファンコネクタが多く、インテルLAN搭載で機能がシンプルで安いものを選んだらASUSのX99-Aに。VRMチップセット冷却のヒートシンクは見た目貧弱でやや不満だったのですが今のところ問題なし。延長保証はツクモの店員を会話してたら、流れ&勢いで入っちゃいました。Broadwell-E発売日でご祝儀気分だったんですが、必要ないかも。5年間で保証額は漸減、ピン曲りも直してもらえ貰えますが、ピン曲りは酷いものでなければ自分で直せるし。

 

・メモリ

値段も大差ないし、どうせならクアッドチャネルのOCメモリを。業務は8Gで足りそうだけど、クアッドチャネルにする都合上4G×4枚組の16G。

 

・グラボ

ドスパラ店頭でこれは掘り出し物でした。動作保障1週間で、エルザジャパン扱いのQuadroではなくPNY(直輸入?)でしたがモノは同じのようです。4K×4枚出力可能。

 

SSD

東芝製、SLDのNAND。Marvellサーバーグレードコントローラー。2014年12月購入、他マシンから移植。容量は128GBで十分なので使い回し。128GBのSSDは3つ買いましたがベンチマークのスコアは一番、128GBだと遅くなりがちな書き込みも240GBに迫る勢い。但し体感差は無し。

 

・ケース/CPUクーラー/ケースファン

VRM冷却を狙ってトップフローかつ下側に冷却ファンがあるものに。トップフローに最適なクーラー直上のサイドから空気が取り込めるケースに。また、直線的エアフローを狙って、使わない5インチベイを潰して12cmファン搭載。

 

・電源

プラチナで安いものを。予想外だったのがディスクアクセス時のノイズ。電源は5個目ですが初めての症状。業務中は殆どSSDアクセスは無いので許容範囲ですが、ちょっと残念。

 

組み立ての様子や、個々のパーツのインプレやパーツ選定基準などは後日アップ予定。

 

i7-6800Kのマシンを組むのにいくらかかるか?極限まで切り詰めれば、CPU値下がり分-0.2万、マザボをASRock X99 Extreme4などに(ファンコネクタが一つ減・Broadwell-Eは関係ないけど非OCソケットに)-0.6万、マザボ延長保証なしで-0.2万、メモリを3000MHz→2133MHzでクアッドチャネル(16G)からデュアルチャネル(8G)にして-0.5万、SSD値下がり分-0.3万、CPUクーラーを安くて冷えるサイドフローの忍者あたりで-0.6万、ファン類を削って-0.8万、電源を安いものにして-0.3万。13万円弱でもi7-6800Kマシンは組めると思います。もっと言えば、6800Kの常用OCと5820Kの電圧カツカツ盛り気味OCが同程度の性能なので、CPUを5820Kにしてさらに-0.8万、12万円程度でも6コアで同等性能のマシンを組むことはできそうです。冷却さえクリアしていれば、電源やケースは安物でも問題ないと個人的には思います。OCメモリやm.2接続SSDも体感効果は薄いので拘らなければ通常のもので。極論を言えばCPUパワー以外の“こだわり”は体感差を得にくいです。

 

Windows 10 Home でWindows Updateを止める方法

所謂Windows7/8/8.1をWindows10に無理矢理アップグレードさせる問題ではなく、Windows10上での自動アップデート問題の話。自動更新を無効にするやり方について。

 

Windows10ではWindowsアップデート(自動更新)を、Windows7や8.0・8.1の時ようにコントロールパネル→Windows Update→設定の変更で“更新プログラムを確認しない”に設定し、自動アップデートを止めることができません。Win10でもhomeではなくProであればグループポリシーエディタ(gpedit.msc)で設定することができるのですが、Homeではこの方法は使えず、レジストリ等を弄っても止めることはできません。

 

正直、Proで欲しいのは自動更新を手動にする機能ぐらいなのですが、これだけのために7000円ほど高いProを買うのはどうも納得がいかない。以下、非公式で無理矢理ですが、Win10 Homeで自動更新を止める方法。

 

左下のスタートボタンを左クリック→ファイル名を指定して実行→services.mscと入力しOKをクリック→ABC順になっているので下の方のWindows Updateを左クリック→プロパティ→スタートアップの種類を“無効”に。

 

これでひとまずWin10の自動アップデートはHomeでも止めることができます。今のところ止められているだけで、今後のアップデートでマイクロソフトが対策してしまうかもしれないし、あくまで暫定的ですが。

 

Windows7/8/8.1が勝手にバージョンアップされる問題は訴訟+そもそもの無料アップグレード期間の終了でひとまず終息しそうですが、Win10上の勝手にアップデートされる問題も公式で対応されませんかねえ。訴訟好きのアメリカ人に期待したいところです。

 

Core i7-6800K 常用オーバークロックなら4.1~4.2GHz?

その後、やはり気になってBCLK125MHz×34倍の4250MHzのオーバークロックも試してみました。OCCTが3分で止まってしまったCPU電圧オフセット+0.260V、0.01刻みでCPU電圧と同じ値にキャッシュ・システムエージェント電圧オフセットも動かしつつ試していたのですが、一つ上の+0.270で10分通過。CPU・キャッシュ・システムエージェント電圧オフセット以外の設定は4125MHzにOCした時の設定と同じ。

 

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CPU-Z読みで電圧は1.292V。

 

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CINEBENCH R15は1340。

 

通る事は通りましたが、やはり電圧をオフセット+0.08V、CPU-Z読みで電圧を0.1V近くも盛ってまでやる意義は薄いです。ベンチマークのスコアも1317から1340と大して伸びませんし、何より体感で変わりません。i7-6800Kの常用OCは4.1~4.2GHzぐらいで落ち着くんじゃないでしょうか。とりあえず4.125MHzで落ち着きましたが、BCLKが100MHzの場合は*42の4.2GHzまで持ち上げてもそこそこの電圧で済むかもしれません。

 

i7-6800K ASUS X99-A 常用オーバークロック設定

PC構成
CPU intel i7-6800K
マザボ ASUS X99-A
メモリ G.Skill F4-3000C15Q-16GRR (4G×4枚組)
CPUクーラー Noctua NH-C14S

方針としては、ベースクロック125MHzでベストな常用OC設定を探っていくという方向。というのも、購入したメモリのG.SkillのRIPJAWS4 Redシリーズ(F4-3000C15Q-16GRR)は3000MHzにOCするX.M.P設定を読み込むと自動的にベースクロックが125MHzになってしまう。ベースクロック100MHzで設定を弄ってもどうもうまくいかない。DDR4-2133とあまり値段も変わらないからと買ってしまった4枚組・DDR4-3000のOCメモリ、折角だからクアッドチャネルで3000MHzにOCできる特性を生かそうかなということでベースクロックは125MHzでCPUのOC設定を詰めていきます。

まずメモリのX.M.P設定を読み込むだけで軽くCPUもオーバークロックされてしまいます。定格100MHz×34倍の3400MHzが、X.M.P設定を読み込むとベースクロック125MHzに、OC倍率は31に落とす設定で3875MHz。何の苦労もなく一発起動でOCCT10分通過。ここからBIOSの細かい設定を弄りながら常用OC設定を探っていきます。

CPU電圧はマニュアルで起動しようとするとどうも不安定なので、オフセットで設定していきます。当たりを付けるためにCPU電圧+0.200V(CPU-Z読み1.20V程度)、倍率×33の4125MHzにすると一発起動、OCCTも通過。温度はまだ余裕があるし電圧もまだまだかけられそう。次は×34、4250MHz。+0.230で起動、CINEBENCH R15は途中で落ちてしまいます。+0.240~+0.260はCINEBENCH R15は通るものの、OCCTはやはり10分通りません。+0.260(CPU-Z読み1.27V程度)でも3分でブルースクリーン。ここでふと立ち止まって考える。動作クロックを4125→4250MHzと125MHz引き上げるのに電圧を+0.6V以上盛るというのは賢明なのかなと。まあ割に合いません。業務用のPCで安定重視ですから、そこそこの電圧で済むベースクロック125MHz、倍率×33倍の4125MHzでベストを探っていきます。恐らくi7-6800Kは4.1GHz→4.2GHzに第一の壁があるようです。

今度は動作クロックを×33の4125MHzで固定とし、CPU電圧のオフセットを+0.200から下げていきます。+0.190はOK、+0.180はブルースクリーンにはならなかったものの5分過ぎにOCCTがエラーで止まってしまいました。+0.185はOK。安定重視なので安全域をとって+0.190としました。CPU電圧はCPU-Z読みで1.195V、定格でAUTOだと1.22Vとかなので低電圧OCって感じです。

最後にCPUキャッシュクロックの調整。ASUSのX99-A、このマザーボードは大抵のエラーならBIOSまで辿り着いてくれるのですが、キャッシュクロックの設定だけは鬼門でした。キャッシュクロックで引っ掛かってしまった場合は起動するかどうかの瀬戸際というか、OCは通っているという認識になっているらしく、中途半端なところで止まってBIOSに入れなくなるのです。何度か再起動しているうちにBIOSに辿り付け事なきを得ましたが、CMOSクリアで最初から全てやり直しになる可能性も十分ありました。設定のメモはしてあるけど全て再設定は面倒臭いし、O.C.Profileに保存しながらやるのが良いでしょう。

起動不能ループに悩まされながらも、なんとかキャッシュクロックを煮詰めると3000MHz(×24)→3500MHz(×28)。CINEBENCH R15のスコアは1285→1317と若干向上。ベースクロック3000MHz(×24)のままで4250MHzまでOCした時は1330だったので、100MHz分ぐらい上積みされた計算。体感は差がないもののキャシュクロックを詰めるとベンチマークのスコアは伸びます。ただ、Haswell-eにあった隠しピンがBroadwell-eでは無効化されているようで、やはりキャッシュクロックが上がりにくい。とはいっても5820KをCPU-Z読みで1.35~1.40Vまで電圧盛り盛りで4.5GHzにOCしてCINEBENCH R15が1330とかなので、1.195Vの4125MHzで1317が出てしまうBroadwell-eは進歩しているようです。

あとASUS X99-AでOCする際の注意点として、OCエラーとなった時にBIOS画面で電圧を盛っている設定なのにBIOS表示の電圧表示が盛られていない場合、そのまま再起動しても電圧が盛られないことがあるようなので、0.001でも動かして上書きしてやるとよい事がありました。概ねOCエラー等になってもCMOSクリアの必要もなく大抵はBIOSに辿り付けて再設定できるし、OC設定がやりやすい部類のマザーボードだとは思います。Z87-PROやZ97-Aでは起動不動になるとCMOSクリアしなければいけないことがありましたが、X99-Aでは一度もCMOSクリアすることなく設定を詰めることができました。


以下、X99-Aでの変更箇所のみOC設定。まずX.M.Pを設定し、そこからさらに個別のパラメータを調整。なるべくOCした時に安定するような設定をしました。もしかしたらベースクロック100MHzの方がよい結果が出るかもしれませんが、特に業務中に不満もなく安定しているのでしばらくこの設定で使う予定。

Ai Overclock Tuner XMP
 XMP XMP DDR4-3000 15-15-15-35-1.35V
 CPU Strap 125MHz
  Source Clock Tuner 80hm dbl
 PLL Selection SB PLL
 Filter PLL High BCLK Mode
 BCLK Frequency 125.0
ASUS Multicore Enhancement Disabled
CPU Core Ratio Sync All Cores
 1-Core Ratio Limit 33
Max.CPU Cache Ratio 28
Internal PLL Overvoltage Disabled
DRAM Frequency DDR4-3000MHz
EPU Power Savinig モード 無効


Ai Tweaker\External Digi+ Power Control
CPU Load-line Calibration Level9
CPU Power Phase Control   Extreme
CPU Power Duty Control Extreme
CPU Current Capabillity 140%


Ai Tweaker\Internal CPU Power Management
Enhanced Intel Speedstep Technology Disabled

Long Duration Package Power Limit 4095
Package Power Time Window 127
Short Duration Package Power Limit 4095
CPU Integrated VR Current Limit 1023.875

CPU Integrated VR Fault Management: Disabled
CPU Internal VR efficiency Management: High Performance


Ai Tweaker\Tweaker's Paradise
PLL Post Divider Adjist 有効

 

CPU Core Voltage Offset Mode
 Offset Mode Sign +
  CPU Core Voltage Offset 0.190
CPU Cache Voltage Offset Mode
 Offset Mode Sign +
  CPU Cache Voltage Offset 0.190
CPU System Agent Voltage Offset Mode Sign Offset Mode
 CPU Systen Agent Voltage Offset Mode Sign +
  CPU Systen Agent Voltage Offset 0.190
CPU Spread Spectrum disabled


Advanced\CPU設定\CPU の電源管理
Enhanned Intel SpeedStep Technology Disabled

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CINEBENCH R15。3.88GHzの1214はG.SkillのF4-3000C15Q-16GRRのX.M.Pを読み込んだ時に自動的にされた設定。

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OCCTを10分まわした結果。CPUは最大85℃まで。CPUクーラーはNoctuaのNH-C14S、付属のファンNH-A14 PWMにシルバーストーンの38mm厚14cmファンSST-FHP141を追加して使っています。ファンはしばらく高回転→低回転を繰り返す感じで温度的には余裕があり、まだまだ電圧を盛ってクロックアップも狙えるのですが、前述の通り電圧の関係で4125MHzまでのオーバークロックとしました。

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CPU-Z。業務用PCは安定重視、1.195Vとかなり低電圧になっています。

 

肝心の体感速度ですが、定格でブラウザ使用のみ、エクセルファイルを数個開くなど多数のソフトを走らせていない場合はCore i7-4790K のOC(4.6Ghz)マシンよりは遅いですし、それどころかCore i7-4771 のOC(3885MHz)マシンよりも遅いです。4125MHzまでOCさせた状態でCore i7-4790K のOC(4.6Ghz)マシンと同等かなぐらいに。あまり複数のソフトを走らせていない場合はシングルコアの処理能力の影響が強いようです。シングルコアのCINEBENCH R15のスコアは4790K・4.6GHzが184cb、6800K・4.125GHzが174cb、4771・3.885MHzが155cb。ある程度、複数のソフトを走らせる…業務中の動作状況がこれなのですが、そういう状況なら6コアの体感速度はかなり軽く、4コア以上のX99環境に手を出したかいがあったという感じ。

 

業務中にPCが体感で重いと感じるかどうか。目安としてはCPUの最大負荷が50%超えるか超えないかが一つの基準になるようです。全く同じ仕事をさせた場合、4コアの4771Kで最大負荷が70%超えていたのが、6コアの6800Kでは50%以下に。業務で使っている他のPCにしても、最大負荷が50%以下なら特にストレスは感じません。50%を超えて、70~80%とかでモタ付きがあるならCPUパワーにボトルネックがある可能性も高いので6コア以上を試してみてもよいでしょう。最大負荷が50%を超えない場合は、お金をかけて4コアから6コア以上にしても特に効果を体感できないどころか、6コア以上にしたことでシングルコア処理能力が低下すれば体感速度が低下することもありそうです。

 

ASUSTeK Intel X99搭載 マザーボード LGA2011-v3対応 X99-A 【ATX】

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G.Skill F4-3000C15Q-16GRR (DDR4-3000 CL15 4GB×4)

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業務用PC製作基準

どのような基準で業務用のPCを自作するか。

1.安定
2.安定
3.
4.
5.安定
6.処理速度
7.使い勝手
8.外観
9.コスト

文章にするとこうだ。1に安定2に安定、3・4が無くて5に安定。6に処理速度、7に使い勝手、8に外観、9にコスト。

 

1~5.安定。

業務用PCで大事なのはとにかく安定、業務中にPCが止まったら大きな損失に繋がりかねない。

 

6.処理速度

円滑に業務を遂行するために処理速度。動作のモタ付きは損失にも繋がるので、ストレスなく動作するパワーは欲しい。

 

7.使い勝手

毎日使うものであるから使い勝手も追求したい。具体的には電源の位置や押し心地、メンテナンスのしやすさ等々。業務用に初めて買ったPCはBTOだったが、電源の位置はフロントパネルの下の方だった。オフィスのレイアウト上、パソコンは足元に置かざるを得ないのだけど、毎朝かがんで電源を入れるのは少々億劫だ。だからと言って毎朝、行儀が悪いなあと思いつつ足の指で電源スイッチを押すのは何とも決まりが悪い。電源スイッチはケース上部であって欲しい。また、スイッチの押し心地も業務開始前に毎朝一度押すわけであるから心地よい方が良い。PCが不調になった緊急時に速やかに業務に復帰できるようにメンテナンス性も大事だ。MicroATXだとやや窮屈なので、ATX以上がいいだろう。その他、必要以上にネジを止めないで対角だけで済ます等の拘りもある。ネジが4つの半分の2つでパーツを取り外せればメンテナンスの効率はあがる。

 

8.外観

これは優先順位は低いが、毎日気分よく業務を遂行するために好みのものを選びたい。あまりゴテゴテはしていない、シンプルでミニマル、コンサバティブなもの。コンサバティブなだけでは古臭くなってしまうから、多少の新しさも入っている温故知新のようなデザインが好みだ。

 

9.コスト

現在、業務はある程度軌道にのっていて予算に多少の余裕はあるものの、やはりPCを自作するのであればコストは抑えたい。BTOより安く済みそうだというのが自作を始めた動機の一つでもあるし、初心は大事にしたいものだ。

 

以上のような基準で業務用のPCを自作している。